2019年2月5日火曜日

名古屋帯 開き仕立て


名古屋帯の仕立てを頼まれました。

一風変わった名古屋帯です。

イスラム教徒の女性がかぶる、バティックという布を使い、

両面使える開き仕立てにします。

器用でセンスのいい和裁仲間が、ミシンと手縫いで仕立てます。



巾110㎝×4メートルのバティックです。

右の派手な柄を片面に、真ん中の柄をもう片面に持ってきます。

お太鼓の部分は、帯芯を二重にします。

左の地味なところは残布となります。



派手な方、お太鼓にざっと畳んでみました。



地味な方も同じように畳んでみました。

リバーシブルで二通りに結べるわけです。



作り帯にすると、派手な方をお太鼓に、地味な方を胴にすることができます。

どんなお着物と合わすのでしょうね。長身の依頼主さんにお似合いのことと思います。


        春めくや異国の布の名古屋帯    仕立屋お吟





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