2021年1月16日土曜日

単衣の仕立て

袷の付下げを単衣に仕立てるよう頼まれました。
ジュサブローの落花が絵付けされた付下げです。 お客さん自らほどいてアイロンをかけて持ってみえました。
袖と地衿と掛け衿を敷きのしします。
ほんの数枚の桜の花びらのみ描かれた付下げ、小粋です。 ☆☆☆☆☆花びらをはらと描きし春袷   仕立屋お吟

2021年1月13日水曜日

袖直し

裄を伸ばすよう頼まれました。
お祖母様の箪笥からこの一枚を選ばれて、卒業式に臨まれます。
長襦袢の肩巾とこの着物の肩巾が一緒でしたので、 肩巾は直さず、袖巾だけを1.5㎝伸ばすことにしました。 袖裏が足りないので、継ぎ足しています。
お直しの袖もしっかり敷きのしします。
元の折目がうっすら残っていますが、着付けたら目立たないと思います。 ☆☆☆☆☆卒業式祖母の着物で臨みけり   仕立屋お吟

2021年1月9日土曜日

単衣の仕立て

単衣の仕立てを頼まれました。
泥大島に梅の刺繍のほどこされた付下げです。ふかしが済みました。
付下げなので、裾の柄を生かすため内揚げをつまんでいます。
仕上がりました。刺繍の分量が絶妙です。
右袖の後ろ側、刺繍の位置が小粋です。 ☆☆☆☆☆付下げの刺繍の梅に春近し   仕立屋お吟

2021年1月5日火曜日

袷の羽織の仕立て

長羽織の仕立てを頼まれました。
着尺の小紋で仕立てます。羽裏は洗い張りした長襦袢を利用します。
羽織丈100㎝がご希望なので、へら紙をつぎたして床でしるしつけをします。
衿を折って、3日は敷きのしします。
お正月の初縫にふさわしいサーモンピンクです。 ☆☆☆☆☆初縫や羽裏の柄のとんがらし   仕立屋お吟

2021年1月2日土曜日

袷小紋の大直し

袷の小紋の大直しを頼まれました。
ほどいて縫い直した方が早い気もしますが、身丈・身巾・裄・袖丈を直してみます。 友禅作家千地泰弘の江戸小紋です。袖と衿先を外したところ。 ここから大手術が始まります。
手術も峠にさしかかりました。もう戻れません。
無事終了。一級建築士のお姉さんが着られます。 ☆☆☆☆☆日脚伸ぶ仕立屋吊つてみては縫ひ   仕立屋お吟

2020年12月28日月曜日

比翼つき色無地

比翼つきの変った色無地の仕立てを頼まれました。
こちらのアンティークの訪問着を部分使いします。
ときのしが済みました。
袖口布と振り布に古典柄を持ってきました。
上前の衽、斜めに比翼をのぞかせました。伊達衿も古典柄で作りました。 八掛けは無地の部分を利用し、裾と袖口には綿をふっくらと含ませました。 こんな変った着物の仕立ては初めてでしたが、企画どおりに出来てほっとしています。 ☆☆☆☆☆鼓打つこの人にしてこの春着   仕立屋お吟

2020年12月23日水曜日

袷の丈をつめる

袷の丈をつめるよう頼まれました。
十日町紬だそうです。
裏の背縫いを10㎝ほどいて裏返し、元の裾縫いより10㎝ 控えて縫って、余分を切り落とします。
衿先の位置も10㎝上に直します。
大きすぎた着物が、丈も裄もぴったりになりました。 ☆☆☆☆☆この紬織られし里は雪ならむ    仕立屋お吟