2022年12月23日金曜日

胴抜き 白大島

 胴抜きの仕立てに掛かります。


月桃染めの白大島。ピンクと白と紫と青のハート紋様です。

ふきは二色使いという特殊な仕立てになります。


裁断では、ハートの紋様が整然と並ぶよう、また、ハートが欠けないよう、熟考しました。


胴抜きゆえ、袖口に八掛がついた単衣の袖を敷きのし。


二色使いのふきも無事うまく出来ました。

なんと可愛い白大島でしょう♪

初釜でお披露目されます。

    初茶の湯白大島になに合はそ   仕立屋お吟





2022年12月17日土曜日

八掛で遊ぶ

 袷の紬に掛かります。


真綿紬です。


片流れに柄合わせして、仕立てます。

袖と衿は敷きのし。


八掛は、まったく別の八掛付の小紋の反物のものを使います。

八掛のなくなった小紋は、単衣に仕立てます(笑)。


追っかけ柄の粋な一枚の出来上がり。

さっそく明日着ておでかけとか。

    猫好きは猫柄の帯冬うらら   仕立屋お吟



2022年12月11日日曜日

叩き染め

 特殊な叩き染めの仕立てに掛かります。


東京染め作家の佐波古直明さんによる叩き染めです。

通常の白い点々よりくっきり見える手法です。

作家さん曰く「あまりに大変な作業だったので、二度としない」とのこと。

「雪しまき」という季語がぴったりの雰囲気があり、

依頼者さんの手に渡りました。


布に凹凸がありますが、普通に縫えたので一安心。

袖と衿を敷きのし。


八掛は普通の叩き染めです。

どんな日に着られることでしょう。

   夕空をむらさきにして雪降れり    仕立屋お吟





2022年12月7日水曜日

対丈の道中着

単衣の道中着に掛かります。


 訪問着をほどいてガード加工したもの。

対丈に仕立てるので、

差しから下を切り落とすことも考えましたが、

依頼者さんのご希望で裾の柄を活かし、上部を切り落として肩山で接ぎます。

道中着の大きな衿は、訪問着の衽二枚と地衿と掛け衿、まだ足りないので、
切り落とした部分も継いで、何日も敷きのし。

袖口布をつけた袖と、畳んだ衿をさらに敷きのし。

前身頃と衿の柄もぴったり合わせました。
下前の紐は帯の後ろを通って右脇から出します。
汚れの目立たない、ちりよけ風の道中着の出来上がり。

   少々の雨なら着物クリスマス   仕立屋お吟