2019年8月7日水曜日

身巾直し


着物のお直しをたくさん頼まれました。

お姑さんが自分で縫って自分で着られていたものです。

それをごっそり頂いて、茶道を再開したいとのこと。



まずは、泥大島の長着から。

裏はごく薄い紅絹なので、破かないよう気をつけて袖を外します。



脇で3㎝づつ広げます。

全体で12㎝身巾が広くなります。



くっきりと出た、もとの折り目。



湿らせた絹布をあててコテをかけると目立たなくなりました。



この大島、昔の物なのでとても軽いです。

お客さんとしてお茶会へゆくときの、素敵な一枚になりました。


     立秋の手織りの絹のかろさかな      仕立屋お吟





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