2017年10月16日月曜日

胴抜きの袷



胴抜きの袷の仕立てを頼まれました。

上半身と袖の裏地を抜きつつ、いかにも袷を着ているように見せます。

暖かすぎる十月とか、暑がりの方向きです。




胴裏のない、忘れ物したようなしるし付け。




袖を縫って裏返したところ。

袖口に八掛、振りには振り布をつけて、袷に見せかけます。




身頃の裏はこんな感じで八掛のみ付けてあります。




柄といい手触りといい、なんとも魅力的な紬のできあがり。


         ちくちくと紬を縫へば秋深む     仕立屋お吟

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