振袖を訪問着に直します。
四十年前に着られました。
五人姉妹の上、いとこも多く、元が取れるくらい活躍しましたが、
さらに、このたび袖を切り落として、鼓の演奏会で着られます。
豪華な刺繍がほどこされています。袖口布は、一番汚れるところ。汚れ部分を切り落として、きれいなところを持ってきてしるしつけ。
舞台衣装になるので、袖丈は長めに。
振袖の下半分を切り落とすのではなく、
袖の裾の水色のぼかしを活かして作り直しています。
しっかり敷きのしします。
訪問着に生まれ変わりました。
鼓を支える左の前袖と、打つ後ろ袖が華やかです。
来月、後楽園の能舞台で演奏されます。
秋袷ひざに零せる鼓の音 仕立屋お吟
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