2022年12月7日水曜日

対丈の道中着

単衣の道中着に掛かります。


 訪問着をほどいてガード加工したもの。

対丈に仕立てるので、

差しから下を切り落とすことも考えましたが、

依頼者さんのご希望で裾の柄を活かし、上部を切り落として肩山で接ぎます。

道中着の大きな衿は、訪問着の衽二枚と地衿と掛け衿、まだ足りないので、
切り落とした部分も継いで、何日も敷きのし。

袖口布をつけた袖と、畳んだ衿をさらに敷きのし。

前身頃と衿の柄もぴったり合わせました。
下前の紐は帯の後ろを通って右脇から出します。
汚れの目立たない、ちりよけ風の道中着の出来上がり。

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