2020年10月12日月曜日

産着を七五三に

産着を七五三用に直すよう頼まれました。
産着は平袖なので、丸みを作り、袖口下も縫い綴じます。
三歳の子には、軽くて楽です。 腰揚げは三分の二のところ、肩揚げは、巾を小さめに。 お姉ちゃんが二人もいる末っ子ちゃんです。 ☆☆☆☆☆三女とて恥ずかしがり屋七五三   仕立屋お吟

2020年10月9日金曜日

藍浴衣

浴衣の仕立てを頼まれました。
竺仙の紺白の本染めです。かきつばたでしょうか。
背とお尻に同じ柄が来ないよう柄合わせしました。
左の胸元と衿元と、衽の膝あたりにポイント柄を持ってきました。
依頼者さんのお好みで、並巾のいしき当てをつけ、広衿で仕立てました。 ☆☆☆☆☆燈火親し本染めといふ木綿縫ひ   仕立屋お吟

2020年10月7日水曜日

麻の着物

麻の着物の仕立てを頼まれました。
モスグリーンです。このような薄物は6月に至急の仕立てになる のですが、季節外れにくると助かります。
透けているので、広巾のいしき当てを付けます。
通常、身丈は身長~身長+5㎝くらいにしますが、 この方は身長より10㎝も短いのがご希望。 とても着なれていらっしゃる方なのでしょう。 ☆☆☆☆☆秋扇きもの着なれてゐるらしく   仕立屋お吟

2020年10月3日土曜日

裄と袖丈直し

訪問着の裄と袖丈直しを頼まれました。
袖を外したところ。肩幅を出すと、淡いピンクなので、元の折目がくっきり。
袖側も肩側も、かなり念を入れて折り目をとりました。これ以上は我慢してもらいましょう。
もう一枚も同じように直りました。鼓と長唄をされる依頼者さん、 コロナも一段落して、訪問着の出番も増えそうです。 ☆☆☆☆☆  なで肩にうりざね顔や秋袷   仕立屋お吟

2020年10月2日金曜日

七五三の揚げ

七五三の揚げを頼まれました。
京友禅です。おしどり・極楽鳥・鶴の染めが印象的です。鹿の子絞りもちりばめられています。