2021年4月11日日曜日

半巾帯

半巾帯の仕立てを頼まれました。 仲間が仕立てます。
アンティークの黒留袖からのリメイクです。 アンティークの着物はほどくのが大変なので、 着物の形のまま、ざくざくと巾21㎝に切り取りました。
パズルの如く、床に何度も並べ替えて、つなぎ合わせて仕立てたそうです。
洋服の上からですが、変り結びをしたところ。 手先と垂れ部分にも柄を持ってきています。
良い柄が前にきました。 どんなお着物に合されるのか、楽しみです。 ☆☆☆☆☆あたたかや祖母の着物を帯に縫ひ   仕立屋お吟

2021年4月9日金曜日

単衣の道中着

単衣の道中着の仕立てを頼まれました。
小紋の着尺から仕立てます。
単衣でも、袖口に袖口布をつけます。袖と衿はしっかり敷きのし。
軽くてさらりとした羽織ものが出来ました。
紐飾りは、くるみ釦にしました。 さっそく着られるそうです。 ☆☆☆☆☆小鼓のお稽古帰り春コート   仕立屋お吟

2021年4月8日木曜日

単衣の大直し

単衣の身丈と身巾と裄の直しを頼まれました。
付下げ小紋です。 袖は直さなくてよいのですが、身巾を広げる場合、 袖を外さないとなりません。袖と衿の下半分を外したところ。
さっそく週末に着られます。 ☆☆☆☆☆花は葉にけふオレンジの名古屋帯   仕立屋お吟

2021年4月4日日曜日

男物

男物の紬のアンサンブルの直しを頼まれました。
お父様の着物の身丈と裄を伸ばして、弟さんに着てもらうそうです。
裏地の揚げが少なかったので、白絹をつぎ足しました。
衿先には、見えないお洒落が。。。
身丈は12㎝、裄は5㎝伸びました。弟さんは190㎝の長身です。 ☆☆☆☆☆桜餅けふの弟和服にて   仕立屋お吟

2021年4月1日木曜日

浴衣

浴衣の仕立てを頼まれました。
淡い縦縞に、朝顔の本染めをほどこしてあります。
背と袖付のあたり、同じ柄が来ないよう裁ちます。
上前の胸あたりに柄があるので、掛け衿に大きな柄が来ないよう 気を付けます。
上前のおくみの裾に重たい柄が来ないよう気を付けます。 膝辺りにはポイント柄をもってきます。
残布がでたので、いしき当を付けました。 肌触りのよい木綿で、紫だけの朝顔も粋です。 ☆☆☆☆☆朝風をむらさきに染め浴衣縫ふ   仕立屋お吟