お母様の袷の紬を、長身の娘さん用に直すよう頼まれました。
内揚げも残り布も、他のはぎれもないといこと。どうしましょう?
衿は、このように、地衿と掛け衿で縫われています。
この掛け衿を、おはしょりに隠れる部分に継ぎ足して、身丈を長くすることにしました。
なくなってしまう掛け衿は、地衿をつまんで、あるように見せかけます。
思い切って鋏を入れて、、、
掛け衿を継ぎ足します。
はい、共布なので、継ぎ足したことが分からないくらいうまく仕上がりました。
衿にも、ちゃんと掛け衿が掛かっているように見えるでしょう?(笑)。
こういう技は、大島紬など、しゃきっとした素材に向いています。
朝涼し母の紬を縫ひ直し 仕立て屋お吟
0 件のコメント:
コメントを投稿