着物のお仕立て、お直しをしている岡山倉敷の和裁士仲よしグループです。 絹・麻・木綿など天然繊維のみ承ります。
去年の秋口から預かっていたうすものに、やっと掛かります。
透け感のある、流水に秋草の紋様です。
褪せと変色部分があちこちにあるので、裁ち方を朝九時から考えていたら、
あっという間にお昼になっていて、我が集中力に驚きました(笑)。
問題部分は、ほぼほぼ、帯に隠れる部分・下前・掛け衿に隠れる部分などに
持ってゆけたので、微妙な色褪せは、<味>として着ていただきましょう。
もともと小千谷ちぢみには、そういう鄙びた味わいがありますものね。
日の目を見られて、麻布が喜んでいます。
綾なせる水面のごとし薄衣 仕立屋お吟
0 件のコメント:
コメントを投稿