2026年4月1日水曜日

訪問着を道中着に

 袷の総絞りの訪問着を道中着に直します。

裾の柄を活かすことも、裾を切り落としてすっきりした柄にすることも出来ます。




裾の柄を活かした場合
裾を切り落とした場合
依頼者さんは、裾の柄を活かすのをご希望だったので、
胸から上を切り落として、
肩山で継ぎました。
総絞りはふわっとしすぎるので、
身頃の返りは少なく、
衿裏も共布でなく、胴裏にしました。
「日本一の桃太郎」柄の羽裏がたっぷり見えます。

春愉し脱げば羽裏にももたらう   仕立屋お吟













2026年2月4日水曜日

羽織を四つ身に

 羽織を四つ身に仕立て直します。


幼馴染Tの、生きていらしたら120歳のお祖母さんが、二十歳のTのために仕立てた羽織です。

Tが自分でほどいて、五歳の孫のために四つ身に縫ってほしいと持ってきました。

お祖母さんの娘の娘の娘の娘の着物になります。

女系五代の物語です。


四つ身の細い衿と大きな丸みの袖を縫って敷きのし。


羽織の前身頃が、四つ身の後ろ身頃になっています。

揚げをして、可愛い五歳の絞りの着物になりました。

雛祭りに、女三代が着物を着るそうです。

   雛の日に着せる着物の縫ひあがる    仕立屋お吟


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