2026年5月10日日曜日

小千谷縮

小千谷縮の仕立てにかかります。


 麻100%の小千谷縮。縦糸と横糸をうまく染め分けて、

こんな小粋な格子に織りあがっている。大きな格子なので、きっちりと格子がずれないよう柄合わせしたい。残布が50㎝でもあれば出来そうだが、さてどうなりますやら、、、

大きな格子の小千谷縮を、大きな格子という雰囲気を壊すことなく仕上げることが出来た。ずれると、ごちゃごちゃ感が出てくる気がする。60㎝ほど残布があったので、工夫して柄合わせをした。この格子の場合、真っ白の部分が印象的でいい仕事をしているので、

上前の胸元に真っ白の四角が来るよう頑張った。

肌に着て上布味はふ一と日かな




2026年4月1日水曜日

訪問着を道中着に

 袷の総絞りの訪問着を道中着に直します。

裾の柄を活かすことも、裾を切り落としてすっきりした柄にすることも出来ます。




裾の柄を活かした場合
裾を切り落とした場合
依頼者さんは、裾の柄を活かすのをご希望だったので、
胸から上を切り落として、
肩山で継ぎました。
総絞りはふわっとしすぎるので、
身頃の返りは少なく、
衿裏も共布でなく、胴裏にしました。
「日本一の桃太郎」柄の羽裏がたっぷり見えます。

春愉し脱げば羽裏にももたらう   仕立屋お吟













2026年2月4日水曜日

羽織を四つ身に

 羽織を四つ身に仕立て直します。


幼馴染Tの、生きていらしたら120歳のお祖母さんが、二十歳のTのために仕立てた羽織です。

Tが自分でほどいて、五歳の孫のために四つ身に縫ってほしいと持ってきました。

お祖母さんの娘の娘の娘の娘の着物になります。

女系五代の物語です。


四つ身の細い衿と大きな丸みの袖を縫って敷きのし。


羽織の前身頃が、四つ身の後ろ身頃になっています。

揚げをして、可愛い五歳の絞りの着物になりました。

雛祭りに、女三代が着物を着るそうです。

   雛の日に着せる着物の縫ひあがる    仕立屋お吟


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