2024年6月8日土曜日

墨流し

 墨流し作家恭平さんの、セオαの楊柳を仕立てます。


渋さの中に、ターコイスブルーやワインレッドのさし色が華やかです。


並幅が41㎝もあるので、背縫いを通常の1㎝にしたのでは、

脇の柄が縫い代に入ってしまいます。

思い切って背縫い4㎝に決め、全体のバランスを考えました。

コテや敷きのしの効きにくい布なので、2・3日は敷きのし。
背縫い4㎝が、濃すぎる染め部分が隠れていい感じになりました。
おくみに濃い墨流し部分がくるので、衿は淡い部分になります。
しかし、淡くなりすぎないよう、一番淡い衿の耳部分を4㎝切り落し、
布が重なってごろごろしないよう仕立てました。
コーディネートが楽しみです。
    夏にこそ着物四十路の同窓会   仕立屋お吟
    





0 件のコメント:

コメントを投稿