2019年4月17日水曜日

振袖を訪問着に


振袖を訪問着に直すよう頼まれました。



二十歳前に、呉服屋さんで気に入って、独断でさっさと買われたそうで、

お母さんもおばあちゃんもびっくりされたとか。

きりっとした浅葱の地色に、淡いピンクの手毬と桜と菊が描かれています。

結婚されて、こんど友人の結婚式に招かれたので、

訪問着に直して着て行かれるそうです。

着物姿での友人の参列は、なによりの祝福になりますよね。

将来、女の子が生まれたら、また振袖として着せたいということで、

切り落とさずに無双仕立てにします。



このように、裏地も表地で仕立てるのが無双仕立てで、また長い振袖に戻せます。



振袖の下半分が新たに袖になりましたが、違和感のない柄ゆきで、ほっとしました。

また振袖に戻る日まで、いろんな場面でお披露目してほしいものです。


       春風を入れて振袖畳みけり      仕立屋お吟






    

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