振袖を訪問着に直すよう頼まれました。
二十歳前に、呉服屋さんで気に入って、独断でさっさと買われたそうで、
お母さんもおばあちゃんもびっくりされたとか。
きりっとした浅葱の地色に、淡いピンクの手毬と桜と菊が描かれています。
結婚されて、こんど友人の結婚式に招かれたので、
訪問着に直して着て行かれるそうです。
着物姿での友人の参列は、なによりの祝福になりますよね。
将来、女の子が生まれたら、また振袖として着せたいということで、
切り落とさずに無双仕立てにします。
このように、裏地も表地で仕立てるのが無双仕立てで、また長い振袖に戻せます。
振袖の下半分が新たに袖になりましたが、違和感のない柄ゆきで、ほっとしました。
また振袖に戻る日まで、いろんな場面でお披露目してほしいものです。
春風を入れて振袖畳みけり 仕立屋お吟
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