2019年5月15日水曜日

麻の着物


京都の呉服屋さんから、麻の反物が送られてくる季節となりました。

白生地が、お客さんの好みの色に染まると、私のところに来ます。

一反目は、薄鼠青でした。



麻はコテが効きやすく、きっちり折り目が付きますが、

袖と地衿と掛け衿を2日ほど敷きのしします。



薄手の麻なので、広幅のいしき当てを付けます。



麻は、縫っているうちに皺だらけとなりますので、これから綺麗に畳んで、3日ほど敷きのしします。

夜明けの空のような一枚です。


      針通りよろしき麻の着物縫ふ         仕立屋お吟



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