大島の裄を直すよう頼まれました。
置いた状態で比べると、長襦袢が5㎜ほど長いだけですが、
着て動いていると、袖口から2㎝くらいはみだしてくるようです。
大島がしゃきっとしているのに対して、長襦袢が普通よりとろんとした材質のためと思われます。
でも、依頼主さんは、このとろんとした素材の光琳梅の柄がとてもお気に入り。
大島の袖巾を2.5㎝伸ばしました。
試着してもらうと、ちょうど1㎝ほど長襦袢が控えられていました。
縦縞の粋な大島です。
依頼主さんはとても面白い方で、
「この着物、雨の日に着て少々泥跳ねしても大丈夫。だって泥大島だから。」
と、仰っていました。
艶秘めし泥大島や春しぐれ 仕立屋お吟
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