2023年11月9日木曜日

土佐紬

 珍しい土佐紬の仕立てにかかります。

生まれ故郷の紬を着てみたいと、依頼者さんが探して手に入れた反物。

真紅と漆黒の染め糸でランダムに織られて、遠目には、小豆色とも葡萄色とも。

合わす八掛の色が難しいので、単衣にしようかとも相談していましたが、

梅ちらしの粋な柄八掛を見つけられました。

バチ衿がお好みです。袖と共に敷きのし。

素敵な一枚の出来上がり。

内輪のお茶会やお出かけに着られます。

    秋惜しむぶだう色なる土佐紬   仕立屋お吟




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