着物のお仕立てお直し承ります
着物のお仕立て、お直しをしている岡山倉敷の和裁士仲よしグループです。 絹・麻・木綿など天然繊維のみ承ります。
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2月 2024
2024年2月25日日曜日
布が足りない
長身の方に単衣を仕立てます。
「波頭つながり」という紋様です。
ご自分で水通しをされ、広幅のいしき当てと衿裏と背伏せ布も、わけあり品を上手く買われました。
文様の名は「波頭つながり」ですが、背縫いで妙な波頭のつながりが出来ないよう気を付けました。
布が足りないので、繰越揚げはつままずに、
繰越裁ちにしました。
布が足りないので、衿は特殊な裁ち方をしました。
よって、衿の端は依頼者さんが用意してくださった紬の白生地を継ぎ足してあります。
波頭紋様裁てば春一番 仕立屋お吟
2024年2月9日金曜日
胴ぬき仕立て
胴ぬきの仕立てに掛かります。
上級者さんの選んだのは、縞大島に有松の柳しぼりをほどこしたものに、
トランプ柄のちりめん。
袖とお好みのバチ衿をつくって敷きのし。
通常3㎜のふきを5㎜に整えて、存在感を出しました。
なるべく、トランプの裏の青がのぞくよう裁断しました。
袖口のふきも、通常2㎜のところ、3㎜に。
おくみの膝あたりに、ポイントのしぼりが来るように。
左の胸元にポイントのしぼりが来たので、上前の衿は縦のしぼりのみ。
着付けたお姿を、早く拝見したいです。
有松の柳しぼりに春きざす 仕立屋お吟
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