2021年8月20日金曜日

麻 着物 仕立て

今年もたくさん縫わせていただいた麻ひめシリーズ。


 最後は、ごくうすい緑の麻の長襦袢でした。

表裏はないのですが、こちらが表と決めて糸しるしします。


できあがるとこんな畳み方で敷きのしします。

人の温みと湿気と体重は、手縫いのはんなり感を残しつつ、ぱりっと仕上げてくれます。

濃紫の着物と、

薄紫の着物、仕上がっているので一緒に送ります。

   透くるものつぎつぎ縫へば秋めきぬ    仕立屋お吟




2021年8月14日土曜日

夏ちりめん 一つ紋 仕立て

一つ紋のうすものの仕立てを頼まれました。


 わりと最近、織り屋さんが開発した夏ちりめんだそうです。

白生地から深緑に染められて、私のところへ来ました。

袖と地衿と掛け衿をしっかり敷きのし。

抱き茗荷の縫い紋です。
透け感が素敵です。


脇と背縫いをかっちり躾で整えて、二日は敷きのしします。

どのようなコーディネートされるのか、興味津々です。


    染められて夏ちりめんの深緑   仕立屋お吟



2021年8月9日月曜日

洗い張り 紗 仕立て

紗紬の仕立てを頼まれました。

 



洗い張りされたもの、紅花染めです。


何か所か変色部分がありますので、裏を表にしたり、上下を変えたりしてしるしつけをします。

袖の丸み部分の変色は、振りに持ってきたり袖山をずらすことによって、

縫い代に隠せます。


しっかり敷きのし。


新品のような一枚となりました。

冷たい和菓子のような色彩です。


   和服着てちよいとそこまで葛桜   仕立屋お吟




2021年8月6日金曜日

男物 浴衣

男物の浴衣の仕立てが続きます。


 巾40㎝のキングサイズですが、190㎝の方なので、縦も横もいっぱいいっぱいに仕立てることになります。

広幅の織機で織ったものを半分にした反物で、片方の端は耳ではなく裁ち目になっています。

背縫に耳を、袖口に耳を持っていきましょう。


袖丈は、55㎝と長めにしました。

しっかり敷きのし。


男物に必ずつまむ内揚げは、ほんの1㎝ほど。


目立たない柄ですが、野暮にならないよう、ちゃんと柄合わせしています。

粋に着ていただけることでしょう。


   丈いつぱい巾いつぱいに浴衣縫ふ    仕立屋お吟





2021年8月4日水曜日

男物 浴衣

男物の浴衣の仕立てを頼まれました。


 箪笥に眠っているいくつかの反物をなんとかしたいとずっと思っていたところ、

長女さんに彼ができて、その彼が「仕事マグロ」というほど勤勉なので、

こちらを選んで誂えてあげることに。

紬風のしっかりした綿織物で、浴衣地とはちょっと違いますが、

長女さんがぱりっとした服がお好きということで決まりました。


男物の着物は帯に隠れるあたりに、前身頃にも後ろ身頃にも内揚げをつまみます。


二人で仲良くお出かけしてくださいね。

   

    できたての彼に浴衣を誂へむ   仕立屋お吟