小柄だったお祖母さんの羅の羽織と夏紬の長着から、一枚の長羽織をつくってほしいと頼まれました。
羅の羽織の透け感が魅力的な上、残布もあり、
身巾の直しがいらないので、
これを最大限に生かす仕立てに決めました。
左右の袖に、夏紬を継ぎ足し、
右後ろに、夏紬を継ぎ足し、
左前に、夏紬を継ぎ足しました。
衿とまちと左後ろと右前には、羅の残布を継ぎ足しました。
お洒落で晩年まで着物を誂えていたお祖母様、
草葉の陰から喜んでくれていると思います。
高校生まで日本舞踊を叩きこまれた依頼者さん、
しゃきっと着こなしてくださるでしょう。
日舞漬けの日々もありしと夏羽織 仕立屋お吟
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