2021年8月31日火曜日

七五三  揚げ

七五三の揚げを承る季節となりました。


 総絞りに個性的な刺繍が施されています。

まずは腰揚げ。

三歳では、揚げ山が3分の2あたりに来ると可愛いです。

一重揚げで大丈夫です。


次に肩揚げをします。

このままでは、まるで裃を着たようです。


二重揚げをして可愛くなりました。

残暑が厳しいですが、来週撮影とお参りをされるようです。


     姉も着し鹿の子絞りや七五三   仕立屋お吟





2021年8月28日土曜日

単衣  付下げ小紋  大直し

 大直しを頼まれました。


単衣の付下げ小紋です。

体格の良い娘へ譲るのに、身丈と身幅と裄を大きくします。



一番に、袖巾を出して敷きのし。

前身頃の内揚げ分9㎝すべてを伸ばします。
脇も2㎝広く縫い直します。


袖付けのあたり、肩幅も袖巾も広げたので、元の折り目がうっすら残っています。

よほど意地悪な人がじろじろ見ない限り、大丈夫でしょう。


なんとも優しい色使いです。


    膝に縫ふやわらかものや初月夜   仕立屋お吟




2021年8月25日水曜日

浴衣 仕立て

この夏、何枚目の浴衣でしょうか、仕立てにかかっています。


 緑がかった紺に紫陽花と蘭の染め。

お祖母様の箪笥に長く眠っていたので、変色部分があり、

うまく残布へ持っていきます。

柄合わせもよく考えて。


左の胸元と衿元に紫陽花をもってきました。

上前の膝あたりにもポイント柄を。

袖の柄にももちろん気を使います。


背にも同じ柄が来ないよう気をつけました。

二十代前半の看護師さんです。

お仕事の休みの日は、民族衣装を楽しんでくださいませ。


    虫の夜に縫ふやますぐにこまやかに   仕立屋お吟




2021年8月22日日曜日

麻 長襦袢

 麻の長襦袢の仕立てを頼まれました。


小千谷の織物です、「きくちいま監修」と証紙にあります。


普段着が和服とおっしゃっていたので、残布で、補強と透け防止のために居敷当をつけました。

短めに着付けられるので、長襦袢も短めに仕立てました。


     温め酒息するごとく和服着て    仕立屋お吟





2021年8月20日金曜日

麻 着物 仕立て

今年もたくさん縫わせていただいた麻ひめシリーズ。


 最後は、ごくうすい緑の麻の長襦袢でした。

表裏はないのですが、こちらが表と決めて糸しるしします。


できあがるとこんな畳み方で敷きのしします。

人の温みと湿気と体重は、手縫いのはんなり感を残しつつ、ぱりっと仕上げてくれます。

濃紫の着物と、

薄紫の着物、仕上がっているので一緒に送ります。

   透くるものつぎつぎ縫へば秋めきぬ    仕立屋お吟