男物の大島のアンサンブルの仕立てを頼まれました。
亡きお父様の着物を、
お母様が洗い張りに出してきれいに取っておかれたものです。
羽織の衿は一番に折って、何日も布団に敷きのしします。
お父様は長身でしたので、肩裏や袖裏に足し布がしてあります。
洗い張り屋さんがほどかずに洗ってくれていました。
乳(羽織の紐通し)を付けているところ。
女物とは反対の向きに付けます。
男物の羽織は、一年に一枚あるかないかなので、虎の巻を見ながら縫います。
仕上がってほっとしています。
着物と長襦袢もお正月までには仕上げましょう。
着物好きの奥様と初詣に行かれます。
秋深みゆく衣擦れの音に縫ひ 仕立屋お吟
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