単衣の羽織の仕立てを頼まれました。
依頼者さんが、小物作りをしようと自らほどいて洗われました。
洗ったりアイロンを掛けているうちに、とても上質の着物だった
ことに気づき、袖や衿に鋏を入れた後でしたが、羽織に仕立てたいと、
ネットを探して、私のところにやってきました。松井青々のたたき染め
の一つ紋の色無地でした。
紋は不要なので、切り落とす前身頃に持ってきてしるしつけ。
落款の「青々」が衿裏に隠れるよう、衿を折ります。
単衣の羽織でも、袖口布がつきます。
袖口布がつきます。
単衣の羽織は袷より手間が掛かりますが、なんとか仕上がりました。
継いだ袖山は、たたき染めなので、目立ちません。
☆☆☆☆☆色無地を羽織になほす梅日和 仕立屋お吟
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