2024年1月13日土曜日

男物

男物の着物の仕立てに掛かります。

男物はほとんどが地味な無地なので、明るい色のお好きな依頼者さん、

女物の紬を用意されました。


網代の柄の手触りのよい紬、利休色です。

袖と衿をつくって敷きのし。


男物の裏地は、金巾(かなきん)という、目の細かい薄地の木綿を使います。

裾のふきもこの金巾をのぞかせます。


袖口のふきは、共布を使います。

大阪への出張の足を延ばして、東京の下町から倉敷まで反物を持って来てくれた青年、

粋に着こなしてくれることでしょう。

   松過ぎの銭湯よろし居酒屋も    仕立屋お吟



 

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