墨流し作家恭平さんの、セオαの楊柳を仕立てます。
渋さの中に、ターコイスブルーやワインレッドのさし色が華やかです。
並幅が41㎝もあるので、背縫いを通常の1㎝にしたのでは、
脇の柄が縫い代に入ってしまいます。
思い切って背縫い4㎝に決め、全体のバランスを考えました。
コテや敷きのしの効きにくい布なので、2・3日は敷きのし。背縫い4㎝が、濃すぎる染め部分が隠れていい感じになりました。おくみに濃い墨流し部分がくるので、衿は淡い部分になります。しかし、淡くなりすぎないよう、一番淡い衿の耳部分を4㎝切り落し、
布が重なってごろごろしないよう仕立てました。
コーディネートが楽しみです。
夏にこそ着物四十路の同窓会 仕立屋お吟
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