生きていらしたら120歳のお婆ちゃんの羽織を仕立て直すよう頼まれました。
山繭で織られているそうです。霞の文様です。肩裏はかなりもろくなっています。
そおっと置いて、しるしをつけるところ。
お婆ちゃんが、孫子にも着られるようにと、縫い代をたっぷりとって縫ってあるので、羽織丈90㎝に仕立てられます。
とにかく肩裏がもろくて、針すごきをするのにも気を使いましたが、出来上がりました。
山繭は雑木の葉も食べているそうです。野趣味あふれる風合いながら、艶があります。そして素晴らしい軽さです。
お孫さんの七五三のお祝いに付き添われるそうです。
女系五代の物語です。
七五三着物好きなる祖母も添ひ 仕立屋お吟
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