2021年12月17日金曜日

こどもの振袖

こども用の振袖の仕立てにかかります。


 展示用の仮縫いの状態でしたので、ほどいて折り目を消しました。

まず背縫いの柄合わせ。2㎝の背縫い代でぴたりと決まります。

こども用ですが、四つ身ではなく、本裁ちで、大人の振袖とほぼ同じです。


袖口布がなかったので、前身頃の八掛けの縫い代を失敬。


袖と地衿と掛け衿をしっかり敷きのし。


鹿の子絞りに折鶴と手毬の染め、その中には松竹梅・七宝・亀甲・青海波の紋様。

日本舞踊を習っている七歳の可愛い着物のできあがり。


    八掛けの菜の花色の春著縫ふ   仕立屋お吟




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