2020年3月12日木曜日

袷を単衣に


袷の訪問着を単衣に直すよう頼まれました。

袷の状態の写真を撮り忘れましたが、

ほどきとふかしに出しました。



仕立てやすく真っ平になって帰ってきました。

要らなくなった胴裏は、新たに仕立てる色不祝儀に使います。



小花の刺繍がたくさん施されているので、模様を合わせてしるしをつけるところ。



単衣でも、袖と衿と掛け衿は2日ほど敷きのしします。



単衣の訪問着に生まれ変わりました。

春らしいごく薄い青、瓶覗色(かめのぞき色)です。

藍瓶にちょっと浸けただけの色の意からきています。



瓶覗てふ色縫ふも弥生かな      仕立屋お吟


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