2020年3月5日木曜日

結城紬


結城紬の仕立てを頼まれました。



桜の季節にぴったりな、淡い色彩の織と染めの反物です。

こういう追っかけ柄は、衽と衿にどちらの柄を使うか、依頼者さんに決めてもらいます。



衿に薄紫の染め部分を持ってくることにしたので、

絣模様の方が衽になりました。

衽のしるしを付けているところ。



袖と地衿と掛け衿は、縫って折って2日ほど敷きのしします。



とても針通りよく、さらりと仕上がりました。

八掛けも淡い色です。

          初花に間に合はせんと紬縫ふ      仕立屋お吟





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