2020年4月1日水曜日

浴衣


浴衣の仕立てを頼まれました。



しじら織りです。

裄が長く、腰回りのほっそりしている方なので、



仕上がると隠れる、前身頃の脇の縫い代を切り落として、



袖に継ぎ足しました。



身巾と肩巾に、6㎝以上の差があるので、脇の縫い代がうまく収まりません。

したがって、切り目を入れ、



すっきり落ち着かせました。



この反物は丈が短く、通常の衿の裁ち方ができません。

衿の真後ろで継いでいます。しかも、なんちゃって衿(掛け衿があるように見せかける)です。

三つ衿芯は、透けるので共布を使いました。



袖は、かなり斜めに付きました。



依頼者さんのご希望の寸法に仕上がりました。

おうちでラフに着られるそうです。

三反預かりましたが、すべて、とても仲の良いご主人の見立てです。


       単衣着る夫の見立てのしじら織      仕立屋お吟





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