2020年6月24日水曜日

木綿の着物


木綿の仕立てを頼まれました。



麻の葉の絣です。



裄の長い方なので、前身頃の縫い代を袖に継ぎ足します。



継目に違和感はあまりありません。



反物の丈が短く、通常の裁ち方が出来ないので、

衿は並幅を三等分して、新モスを継ぎ足してあります。



麻は成長が速く丈夫なので、めでたい模様とされ、特に産着につける風習があります。

依頼者さんは一時は難しい病気で臥せっておられたので、

お元気になられた今、生まれ変わった気持ちで、着物生活を楽しんでいただきたいものです。


      麻の葉を着てすこやかに梅雨ごもり        仕立屋お吟





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