2020年6月27日土曜日

木綿の着物


続いて木綿の着物です。



久留米絣でしょうか。



裄の長い方なので、袖には前身頃の縫い代を切って足し、

衿はなんちゃって衿(掛け衿をつけているように見せかけている)です。



後巾と肩巾の差が6㎝もあるので、身八つ口のあたりで縫い代に切り目を入れて、始末しています。

そうすると、縫い代はとても落ち着いて、脇がびびりません。

依頼者さんは、自宅で機器の設計をなさっているご主人の手助けをされています。

そんなときも木綿のお着物姿だそうです。


     絣着て家業手伝ふこと涼し      仕立屋お吟


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