2015年2月25日水曜日

四つ身

私の幼なじみの広子ちゃんに女の初孫さんができて、 
早々と七五三の着物を頼まれました。
彼女が三歳の時に着た着物を、
洗い張りして大切にとっておいたちりめんです。
60年ちかくの歳月が流れています。




今買おうにも、こんな華やかな反物ありません。
揚げをして着せたら、
さぞかし愛らしい七五三になることでしょう。




出来上がったところで、七五三に着せるのが
待ちきれなくなって、
産着として、百日参りに着せてゆくことになりました。





      
         





       紅白の飾り紐をつけて、
       裾のほうでこっそり揚げをしてあります。

       
       梅日和に一家そろってお参りするそうです。
       

2015年2月22日日曜日

細帯 (その2)


元の着物です
先日の細帯が好評で、また頼まれました。

読者の方のご意見がありましたので、
今度はほどく前の着物の写真を載せておきますね。

さて、どんな細帯になるでしょう・・・。



出来上がり

 こんな細帯になりました。

一枚の小紋の着物からでしたが、
無地とよろけ縞の追いかけ柄だったので、リバーシブルの帯になりました。
お食事会や観劇に気軽におでかけしてもらえると思います。

いかがですか?

2015年2月17日火曜日

細帯

羽織二枚をほどいて細帯を作るよう頼まれました。

リバーシブルです。

長めに仕立てたので、変り結びも楽しめますよ。

気軽なお出かけができると喜んでもらえました。

細帯(リバーシブル)

2015年2月10日火曜日

針供養

今日は二日遅れの針供養をして、そのあと皆でぜんざいを頂きました。

厚揚げにへの字くの字に曲った待ち針や折れた縫い針を刺してゆきます。
皆で刺せばすごい数で、厚揚げはたちまちお花畑のようになりました。

ご主人の悪口を言わせたらピカイチのYさんが、
「うちに蘇鉄の木がある。
あんな馬鹿でかい木は金持ちが植えるもんなのに、うちの庭に植えたもんだから、
金を食うと言われている蘇鉄に家のお金を食べられてしまった。
これ以上食べられたら困るから、この針でも埋めとくわ」
と、厚揚げを持って帰ってく れました。
一同、
「Yさんて、ほんと面白くてええ人やねえ。。。」
と合掌しました。

2015年2月4日水曜日

春立つや鹿の子しぼりの浅みどり

絞りは私の好きな素材の一つです。

もれなく良い絹が使われております。

一つ一つのしぼが人の手で丹念に括られたものだと思うと、愛おしさが湧いてきます。

縫い手のからだに寄り添ってくれる優しさと、自らきれいに仕上がりたいという賢さを持った生地なんです。

難点はただ一つ、付けたしるしが見えにくいことです。

しかし、長年の感で、これも克服できています。

2015年2月1日日曜日

よろしくお願いします

和裁と口は達者ですが、ブログは初めてです。

ぜひともお仕事をいただけるように、いろいろな情報を発信していこうと思っています。

がんばります!

どうぞよろしくお願いしますね。

まずは見つけた和服の素敵な方です。