男物の紋付の仕立てに掛かります。
まず羽織から。
紋付の羽裏は白地に山水画が描かれてあります。
その山水画の裾が切れないように、後ろ身頃の返りの分量を決めます。
前落しを裁断しているところ。
羽織の衿を折ったら、最低でも三日は敷きのしします。
甥っ子さんも着られるそうなので、裄を多めにとってあります。
羽二重のどさりと届く冬の果 仕立屋お吟
男物の紋付の仕立てに掛かります。
紋付の羽裏は白地に山水画が描かれてあります。
その山水画の裾が切れないように、後ろ身頃の返りの分量を決めます。
前落しを裁断しているところ。
羽織の衿を折ったら、最低でも三日は敷きのしします。
甥っ子さんも着られるそうなので、裄を多めにとってあります。
羽二重のどさりと届く冬の果 仕立屋お吟
紋紗の羽織の仕立てに掛かります。
衿をつくり、袖口布をつけた袖とともに敷きのし。
夏物ですが、今から撮影したりいろいろ準備があってお急ぎでした。
反物のパステルカラー春隣 仕立屋お吟
袷の小紋の仕立てに掛かります。
糸が朽ちていたのと八掛けを替えたいということで、仲間がほどいて折り目を伸ばしました。
黒地に宝尽くしの紋様です。
袖と衿と掛け衿をしっかり敷きのし。
身体をしっとり包んでくれそうな一枚の出来上がり。
茶道と着付けと整理整頓の先生をしていらっしゃる依頼者さんのお宅は、
↓こんな風でしょうね。
お茶花のほか何もなし冬座敷 仕立屋お吟
八掛の取り替えにかかります。
華やかな小紋で、鼓の演奏会の舞台衣装となりますが、
オレンジ色の八掛ではあまりにも派手と言われるので、取り替えます。
袖は一から縫い直し、バチ衿も広衿に直して敷きのし。
新しく、八掛のみしるしつけ。
袖も衿も八掛も外した状態。
全部ほどいて一から縫った方が早い気もしますが、
こんなふうに直すほうが、達成感があって面白いし、お安くしてあげられます。
無事おとなしい八掛に替わりました。
近々発表会で着られます。
八掛の色替へてみる春隣 仕立屋お吟
袖のみ、つくり直します。
しかしこの袖の長さは恥ずかしいと仰るので、袖のみつくり直します。
袖下を詰めるだけでは、柄がちょん切れてしまいます。
つくり直してしっかり敷きのし。
いい感じになりました。
来月、さっそく着られます。
若き日のきもの着てみむ初鼓 仕立屋お吟
羽織の仕立てに掛かります。
洗い張りされた羽織と新しい羽裏。
布幅が狭いので、通常の袖口の縫い代8㎜を5㎜にして袖を作り、
衿とともにしっかり敷きのし。
ご希望に近い裄がとれました。
ふだんからよく着物を着られるお方に、羽織が蘇りました。
買初は羽織のひもの濃紫 仕立屋お吟