小千谷紬の単衣仕立てにかかります。
どうやって織るのでしょう、いろんな柄が組み合わされています。
依頼者さん自らほどいて、なんと洗濯機で洗い、生乾きの時アイロンをかけられたそうです。
小千谷紬というものがすぐれているのでしょうか、本職さんのようなきれいな仕上がりです。
市松、縞、色紙、番傘、巾着、分胴、車輪、簪、打出の小槌、
松、竹、梅、秋草、椿、唐草、
蝶、鳳凰、
裏から見つけただけでもこれだけあります。
昨日あたり着られている筈です。
洗はれて紬艶めく小春かな 仕立屋お吟
小千谷紬の単衣仕立てにかかります。
どうやって織るのでしょう、いろんな柄が組み合わされています。
依頼者さん自らほどいて、なんと洗濯機で洗い、生乾きの時アイロンをかけられたそうです。
小千谷紬というものがすぐれているのでしょうか、本職さんのようなきれいな仕上がりです。
市松、縞、色紙、春から預かっていた反物に掛かります。
スノーホワイトに限りなく近いスカイグレーです。
花菱の地模様に、縫い紋が一つ。八掛は菊紋様の同色。
一反から羽織と帯を作ります。
共布で羽織紐を作ります。
裾の折り返しは、15㎝のところ10㎝に。袖口布は、10㎝のところ4㎝に。
体格のよい方なので、羽織丈も袖丈も短く出来ません。
帯は、袋帯に似た開き仕立ての名古屋帯(裏は別布)に仕立てたのち、
切り離さないタイプの作り帯にしました。
お太鼓も垂れも前帯も少し長めに作りました。
帯と紐は、それぞれ得意な仲間に頼みました。なんとかなるものですね。
一反の小紋をいかに冬はじめ 仕立屋お吟
袷の紬の仕立てです。
お父さんだかお祖父さんだかの着物をご自分でほどいて洗われました。
傷んだところはありません。
新しく辛子色の八掛を買われて、女物の袷に仕立てます。
帯や小物でいくらでも遊べる一枚の出来上がり。
爽籟に古きよき布ちくちくと 仕立屋お吟