袷小紋の身丈直しを頼まれました。
内揚げはありませんでしたが、袖が長すぎるので、切り取って胴に継ぎ足します。
袷小紋の身丈直しを頼まれました。
内揚げはありませんでしたが、袖が長すぎるので、切り取って胴に継ぎ足します。
袷の羽織の仕立てに掛かります。
羽裏は、洗い張り済みの薄手の紬を依頼者さんがご用意されました。
袖と衿をつくり、衿は特に3日は敷きのし。
妹さんと着付けを習われています。
姉妹で同じ趣味とは、羨ましい。
冬の旅羽織の紐を買ひもして 仕立屋お吟
ウールの仕立てにかかります。
ウールといっても独特の毛羽立ちはなくしなやかです。
子育ても着物でしたと仰る強者さんからの依頼。
コーディネートでどんどん雰囲気の変えられる一枚です。
ご希望で、新モス(木綿)を長めのいしき当としました。
銀鼠に合ふはつふゆの博多帯 仕立屋お吟
袷の白大島の身丈と裄伸ばしにかかります。
身丈を9㎝、裄を4㎝伸ばします。
袖巾をいっぱいに伸ばして敷きのし。夏羽織の仕立てに掛かります。
夏着物をほどいて、羽織に仕立て直します。
衽と地衿と掛け衿を繋ぎ合わせて羽織の衿を作ります。
前落しの部分で、袖口布とマチを取ります。
和服ならではリメイクです。
とてもやわらかく軽い夏羽織の出来上がり。
小柄にて細身にてこの夏羽織 仕立屋お吟
袷の道中着の仕立て にかかります。
羽尺の反物に肩裏。長身の方で110㎝の丈が欲しいので、
袖裏は別の胴裏を使います。
衿用の布の端を切り取って、袖口布と紐にあてます。
衿と袖はしっかり敷きのし。
長身の依頼者さんでもたっぷり長さのある道中着の出来上がり。
飾り紐はシンプルにくるみ釦で。炉開へ躾そと取る鮫小紋 仕立屋お吟
今年最後の揚げでしょうか。
お母さんが着られた着物を、娘さんが着られます。
かなり大きいです。
若いママが揚げに挑戦されたものの挫折したのも分かります。
一重揚げをした状態。
結局、お袖の一重揚げ、肩の二重揚げ、なんと腰揚げは三重揚げとなりました。
裾の揚羽蝶の柄を見せるためです。
くりくりした黒目勝ちの可愛い三歳、赤を着こなしてくれることでしょう。
つぶらなる目をくりくりと七五三 仕立屋お吟