付下げの身丈伸ばしと裄伸ばしにかかります。
黒地に個性的な友禅染の付下げです。
内揚げがないので、別布を継ぎ足して身丈を伸ばします。
裄もいっぱいに伸ばします。
付下げの身丈伸ばしと裄伸ばしにかかります。
内揚げがないので、別布を継ぎ足して身丈を伸ばします。
裄もいっぱいに伸ばします。
単衣の仕立てに掛かります。
化繊の布に染めてもらったそうです。
化繊はコテも利きづらいですが、敷きのしも利きづらいので、
何日も敷きのし。
柄合わせは、上前を上向きに持って来れば、自ずと右の後ろ身頃も上向き、
左後ろ袖も上向き、、、と決まります。
子育ても着物でなさった強者さんに、また個性的な一枚が仕上がりました。
水色に着尺染むるも梅の頃 仕立屋お吟
身巾を出します。
一竹さんのぼかし染めです。
独特の地厚のちりめん。
2㎝出したところ。元の折り目がくっきり。
初雛に着せる四つ身の仕立てを頼まれました。
お祖母ちゃんとなった幼馴染が、ハイハイを始めた初雛をむかえる孫に着せたいと、
せっせとほどきました。
大きな丸みの袖と棒衿と掛け衿を敷きのし。
3~4歳まで着られそうな四つ身の出来上がり。
身長65㎝、ゆき30㎝なので、二重揚げとなりました。
和菓子のような可愛らしさです。
雛祭りにお姉ちゃんたちと写真館へ行きます。
肩あげも頬もまろまろ雛祭 仕立屋お吟
裄と袖丈を伸ばします。
こちらの龍郷柄の大島紬と同じ寸法に伸ばします。
鹿児島の方からの依頼なので、本場の匂いがします。
伸ばす分量を確認して。
伸ばして敷きのし。
ぴったり同じ寸法になりました。
白大島は唐草文様です。
裄なほす白大島や春の雪 仕立屋お吟
袷の付下げの仕立てにかかります。
全体に青海波の地紋があります。
青海波は、身頃も袖も衿も八掛も、すべて上向きに仕立てなければならないので、
裁断を間違えないよう、糸しるしを付けます。
袖と地衿と掛け衿をしっかり敷きのし。最後に長襦袢にかかります。
残布は内揚げといしき当てに使いました。
肩巾と後巾の差が6㎝もあるので、脇は二度縫いの後割って、つっぱらないよう始末しました。
紋付の下に着られますが、他の着物の下にも着られるよう柄物です。
女物と違って、袖に振りがなく付けづめなので、長襦袢はまったく見えません。
半衿のみ白です。
春を待つへうたん柄の長襦袢 仕立屋お吟
次は着物の仕立てです。
羽織より5㎜裄を短くします。