久留米絣の仕立てにかかります。
最近の織姫さんは、星空のようなスタイリッシュな絣を織られるんですね。
木綿もしっかり敷きのし。
背とお尻部分に紺がかたまらないよう柄合わせしました。
左胸には昴のような星団を、衿元には北極星のような一つ星を。
厚みのある木綿なので、盛夏以外は年中着たいと仰っているので、
お吟さんとしては、
「季語には、春星・星朧・梅雨星・夏星・星涼し・秋の星・星月夜・流れ星・冬星・凍て星もありますから」と応援したいですね。
秋の夜に織れば星空めく絣 仕立屋お吟
久留米絣の仕立てにかかります。
木綿もしっかり敷きのし。
背とお尻部分に紺がかたまらないよう柄合わせしました。
左胸には昴のような星団を、衿元には北極星のような一つ星を。
厚みのある木綿なので、盛夏以外は年中着たいと仰っているので、
お吟さんとしては、
「季語には、春星・星朧・梅雨星・夏星・星涼し・秋の星・星月夜・流れ星・冬星・凍て星もありますから」と応援したいですね。
秋の夜に織れば星空めく絣 仕立屋お吟
長着を洗い張りしたものを、羽織に仕立てます。
羽織紐を通すための「乳・ち」という輪っかですが、
15㎜×50㎜の共布を折って、
女物は上向きに、
男物は下向きにひねって取り付けます。
春からずっと仕上がりを待っていてくださった依頼者さんに、お渡しするのが楽しみです。
何観むと紅葉ちらしの長羽織 仕立屋お吟
訪問着の仕立てに掛かります。
袖と衿を敷きのし。
途中、台風が二つ続きでやってきて空気が湿っぽかったので、縫いさしをタンスに仕舞っていましたが、晴れあがったので、一気に仕上げました。
袷は、表裏のバランスが崩れるので、盛夏や長雨時の仕立ては避けるのが無難です。
落着いた華やぎの感じられる訪問着、来月、お友達の結婚式に着てゆかれます。袷の羽織を仕立てます。
袷の長着を洗い張りしたもので仕立てます。
梅尽しです。
羽裏は、ベンガラ色の八掛を使います。
八掛なので、肩山で継がなければなりませんが、まったく問題ないです。
脱ぎ着でちらりと赤の見える、小粋な一枚の出来上がりです。
長着を羽織に直すことも、羽裏に八掛を使うことも、依頼者さんがご自分で考えました。
ますます着物が好きにおなりでしょうね。
肩裏のベンガラ色に秋深む 仕立屋お吟
袷の長襦袢の仕立てです。
長年着た長襦袢を洗い張りしたもの。
裾だった部分が擦り切れています。
幸運にも内揚げがあったので、擦り切れた部分を切り落とせます。
裏地の背縫いの擦り切れは、前身に回します。
袖をつくって敷きのし。
裾の返りは少ないですが、継ぎ足しなしで、ご希望サイズに仕立て上がりました。
おひとりは和服姿や月の客 仕立屋お吟
色無地の単衣仕立てにかかります。
白生地を好みの「藤紫」に染められたもの。
扇の地模様があり、とてもしっかりした生地です。
老舗「千總」さんの刺繍があります。
着心地もとてもよいと思います。
仕上がると、背縫いと脇縫いにまっすぐ折目がつくよう、しつけしてから敷きのしします。
鼓の演奏に着られます。
細見綾子に<古九谷の深むらさきも雁の頃>の秀句あれば、
色無地の淡むらさきも月の頃 仕立屋お吟 (笑)
袷の訪問着をほどいて、単衣に直します。
よって、鳥は、バンパイアとか(笑)。
単衣に直しついでに、袖巾も袖丈もいっぱいに伸ばして敷きのし。