よく着てほつれも出だしたのでと、単衣の江戸小紋を持ってみえました。
洗い張りから帰ってきたところ。
やわらかものですが、ぱりっとした縮緬です。
よく見ると、家内安全の四文字がびっしり染められてあります。
袖と衿を敷きのし。
縫いあがると、ぱりっとした縮緬ゆえ、背縫いと脇縫いが一本筋が通るようしつけして、敷きのしをします。
お茶席で着られます。
身に入むや家内安全てふ小紋 仕立屋お吟
よく着てほつれも出だしたのでと、単衣の江戸小紋を持ってみえました。
やわらかものですが、ぱりっとした縮緬です。
よく見ると、家内安全の四文字がびっしり染められてあります。
袖と衿を敷きのし。
縫いあがると、ぱりっとした縮緬ゆえ、背縫いと脇縫いが一本筋が通るようしつけして、敷きのしをします。
お茶席で着られます。
身に入むや家内安全てふ小紋 仕立屋お吟
振袖用の長襦袢を仕立てます。
単仕立ての無双袖にします。
白地に、ピンクと黄色とあんず色の大きな梅の紋様。
とても可憐です。
袖をつくって敷きのし。
袖の丸みをつくるとき、いせ込みの糸は引っ張りすぎてはいけません。
残布が2m以上もあったので、広幅の共布のいしき当てをつくることができました。
縫ひさしを色なき風に吊るしけり 仕立屋お吟
浴衣の仕立てにかかります。
この夏最後の浴衣になります。
三反ほど預かっている浴衣は、来夏までとさせていただきます。
早く秋物にとりかからなくっちゃ。
老舗三勝さんの注染染めです。袖と掛け衿を敷きのし。
浜ちりめんを単衣に仕立てます。
萌黄色に染められた反物。少々織りキズが点在するので、裁ち方を工夫しました。
残布が150㎝もあったので可能でした。
無地のやわらかものの単衣仕立ては、縫い代をくけるとき、表に響かないよう気を付けます。
鼓の演奏で着られます。若々しく見えることでしょう。
爽やかや萌黄ひと色仕立てあげ 仕立屋お吟
アフリカの布で男物の浴衣を仕立てます。
残りが身頃になります。
袖と衿を敷きのし。
頼まれていたマスクもお揃いで。
岡山の夏祭り「うらじゃ」にでも行かれるのかな?
八月やアフリカの布床に裁ち 仕立屋お吟
猛暑の時期でありますが、お急ぎとのことで、訪問着の仕立てにかかります。
深緑のぼかし染の浜ちりめんに、向鳥の刺繍と和楽器の線描。
格調高いです。
仕立ての間、雨が降らなかったので、狂いがなくほっとしています。
縫ひあげて楽器ちらしの秋袷 仕立屋お吟