訪問着の仕立てに掛かります。
ほどいて洗い張りされ、さらに叩き染めで染め変えられたものです。
袖と地衿を敷きのし。
叩き染めにより、下前おくみの「青々」の雅印は薄れていますが、
染め変えの技は素晴らしいと思います。
掛け衿の柄もぴったり合わせました。
次世代へと着物が蘇りました。
花は葉に母の着物を染めなほし 仕立屋お吟
訪問着の仕立てに掛かります。
ほどいて洗い張りされ、さらに叩き染めで染め変えられたものです。
袖と地衿を敷きのし。
叩き染めにより、下前おくみの「青々」の雅印は薄れていますが、
染め変えの技は素晴らしいと思います。
掛け衿の柄もぴったり合わせました。
次世代へと着物が蘇りました。
花は葉に母の着物を染めなほし 仕立屋お吟
単衣の仕立てにかかります。
浴衣の仕立てにかかります。
去年の秋口に預かっていたもの。
立夏が近いので、取り掛かります。
波とあぶくと貝殻とヒトデが、こどもの絵のように並んで、遊び心満載。
浴衣であってもバチ衿であっても敷きのしします。上前の胸元が黒になったので、掛け衿はピンクに。作州絣の仕立てにかかります。
岡山は美作の国で、一度は途絶えた作州絣、今は、保存会の方々が守っていらっしゃいます。
手織りです。
昔ながらの織機なのでしょうか、丈も巾も短めなので、
中肉中背の依頼者さんではありますが、布いっぱいに仕立てることになりました。
背縫いの上半身のみ、柄を合わせてみました。
織りだされた、大小の井桁と亀甲と松竹の紋様は、素朴にして洗練された味わいがあります。
着ては洗い着ては洗い、着倒すまで着るわよと、依頼者さん♪
単衣着て作州絣の里訪はむ 仕立屋お吟
浜ちりめんを単衣に仕立てます。
白地を山葵色に近い若草色に染めてもらわれました。訪問着の仕立てにかかります。
裄は短めがご希望なので、袖付けで柄が合うよう、袖口の縫い代を多くしました。
しっかり敷きのし。
地衿が付いた時点で、胸元から掛け衿への柄があうよう折って、敷きのし。
かなり変則的に絵付けがなされていたので、依頼者さんと相談の上、
身幅と袖丈は、ご希望サイズではなく柄優先で仕立てました。
個性的な柄ゆきの華やかな一枚となりました。
八掛の紫ちらり花の茶事 仕立屋お吟
去年の秋口から預かっていたうすものに、やっと掛かります。
透け感のある、流水に秋草の紋様です。
褪せと変色部分があちこちにあるので、裁ち方を朝九時から考えていたら、
あっという間にお昼になっていて、我が集中力に驚きました(笑)。
透け感のある麻なので、新モスで広巾のいしき当を作りました。