七五三の揚げです。
今年もそろそろ最後の揚げでしょうか。
赤紫から鶯色、朱色と染め分けられているのが、
なんとも華やか。
五歳の幼さに合う揚げの位置です。たっぷりとした長い黒髪の子なので、さぞかし美しい着物姿になるでしょう。
黒髪の艶は母似よ七五三 仕立屋お吟
七五三の揚げです。
今年もそろそろ最後の揚げでしょうか。
赤紫から鶯色、朱色と染め分けられているのが、
なんとも華やか。
五歳の幼さに合う揚げの位置です。羽織がすんだので着物に掛かりますが、
まずは、着物の身丈を確保したのち、衿を特殊な裁ち方にし、
残りを羽織に当てました。
衿先は三角に裏を見せる高級仕立てです。
袖巾を足した部分はこんな感じ。
大きな大きな男着物の出来上がり。
190㎝和服の似合ふ秋 仕立屋お吟
男物のアンサンブルに掛かります。
古裂をあわせて長襦袢をつくります。
なかんずく好きなものから、袖上部、下部、左胸、左下、、、と持ってゆきます。
大河ドラマで、仲間由紀恵が山之内一豊の妻を演じたとき、
こんな剥ぎあわせの、キュートな着物を着ていました。
シャリ感のあるかろやかな一枚となりました。
秋うらら古裂の色を継ぎあはせ 仕立屋お吟
大直しを頼まれました。
内揚げをつまんで仕立てられているので、内揚げ分6㎝身丈を伸ばせます。
袖を外し袖巾いっぱいに広げます。
身幅も脇で3㎝広げます。全体で12㎝広くなります。
一回り大きな着物になりました。三日後の着付け教室で着られます。
妹と着付け習へば秋愉し 仕立屋お吟
振袖を訪問着に直します。
五人姉妹の上、いとこも多く、元が取れるくらい活躍しましたが、
さらに、このたび袖を切り落として、鼓の演奏会で着られます。
豪華な刺繍がほどこされています。袖口布は、一番汚れるところ。