弓道用の紋付の仕立てを頼まれました。
帝人の新素材です。
弓道では、男性は肌脱ぎといって、左肩を脱いで矢を射ます。
依頼者さんは、怪我で左腕が曲がりづらいため、
右袖は通常の仕立てですが、左は袖口と袖付を思いっきり広く仕立てました。
間違えないように、「ミ」と「ヒ」の糸印をつけました。
仕立て上がって敷きのしをします。
その後、紋屋さんへ刷り込み紋を依頼します。
五つ紋が入りました。
紋には、「染め紋」や「縫い紋」がありますが、
弓道用の着物には、「刷り込み紋」という印刷のような紋を入れます。
依頼者さんは「三つ扇」という珍しい紋だったため、追加料金3800円も掛かりました。
紋付の躾をとりて弓始 仕立屋お吟
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