2023年10月30日月曜日

男の子の羽織

個性的な絣の女物の長着から、

男の子の羽織を仕立てます。

依頼者さん自ら、ほどいてアイロンかけされました。


子どもの羽織の前身頃は狭いので、可愛い絣模様がなかなか出ません。

そこで、衿に輪っかの絣が来るよう工夫してみました。


なんとか出ました。


後ろ身頃も、絣が多く出るように工夫しました。

   星空のやうな羽織や七五三   仕立屋お吟




 

2023年10月21日土曜日

長着を道中着に

 道中着の仕立てです。


柿渋染めの長着は、お店にときのしに出しました。

淡いピンクの長襦袢は、仲間がほどいて、肩裏に使います。

幅広の衿と袖を敷きのし。

紐飾りは、共布でくるみ釦をつくり、シンプルに。
空気を含んで温かそうです。
  美術展柿渋染めの和服着て    仕立屋お吟




淡いピンクの

2023年10月14日土曜日

長着を羽織に

羽織の仕立てに掛かります。


 ネットで袷の白大島の長着を買われました。

淡いピンクの羽裏がほしくて、羽織も買われました。

白大島はお店にときのしに出し、羽織は仲間がほどきました。


衽と衿を継ぎ足して、衿をつくりました。

袖と共にしっかり敷きのし。


白大島はけっこう透けるので、淡い羽裏が正解ですね。

   三姉妹今もすこやか秋袷   仕立屋お吟