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2019年8月7日水曜日

身巾直し


着物のお直しをたくさん頼まれました。

お姑さんが自分で縫って自分で着られていたものです。

それをごっそり頂いて、茶道を再開したいとのこと。



まずは、泥大島の長着から。

裏はごく薄い紅絹なので、破かないよう気をつけて袖を外します。



脇で3㎝づつ広げます。

全体で12㎝身巾が広くなります。



くっきりと出た、もとの折り目。



湿らせた絹布をあててコテをかけると目立たなくなりました。



この大島、昔の物なのでとても軽いです。

お客さんとしてお茶会へゆくときの、素敵な一枚になりました。


     立秋の手織りの絹のかろさかな      仕立屋お吟





2018年12月7日金曜日

身巾直し


身巾と裄を伸ばすよう頼まれましたが、

総柄の振袖なみに、そこらじゅう柄合わせされている付下げ小紋です。



どこが袖付けか分からないくらい柄が合っています。



悩んでいてもしょうがないので、脇で3.5㎝出しました。全体で14㎝広くなります。

ビフォーアフターです。





この部分だけじろじろ見れば、柄がだぶっていますが、着付けると違和感ないと思います。

ほっとしました。

それにしても、個性的ですてきな柄です。


      どんな人かしらん春著縫ひ進む       仕立屋お吟





      



2018年11月17日土曜日

身巾直し


色無地の身巾を広げるよう頼まれました。

細かった若い頃の着物で、年輪を積まれると、どうしても身巾が足りなくなります。



脇で2㎝出したところ。長年の折り皺がくっきり出ています。

この皺を取るには、

正絹の胴裏を濡らして絞り、タオルで水気を取ったのち、さらにコテ(アイロン)をさっとかけたものを、

皺のところに当てて、そっとコテをかけます。



このように、皺はほぼ消えます。

畳み皺がついてお困りの方、どうぞお試しくださいませ。

くれぐれも目立たない部分から始めてくださいませ。


      春著縫ふ幸せ太りせし人に       仕立屋お吟