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- 2月 2019
2019年2月26日火曜日
絽の道中着
花粉症が急にひどくなり、首から上が重苦しいので、
袷を脇に置いて、頼まれていたピンクの絽の道中着にかかりました。
自宅で水通しされた反物。上が道中着に、下が長着になります。
絽の肌触りは、花粉症の重苦しさを和らげてくれるようです。
共布で紐飾りを作りました。紐も輪っかにしました。
縫いあがる頃には、症状も落ち着いてきました。
絽の道中着なんて、お洒落な方ならではですね。
花粉症ピンクのシルク縫ひもして 仕立屋お吟
2019年2月20日水曜日
黒留袖のリメイク
2019年2月16日土曜日
訪問着の身丈を伸ばす
2019年2月9日土曜日
付下げ小紋を羽織に
付下げ小紋を羽織に直すよう頼まれました。
小さな水玉が裾へゆくほど大きくなっています。
依頼者さんは、このバリエーションがお好きだったのですが、
残念ながら、羽織に仕立てると、いくら110㎝の長羽織でも、
大きな水玉は裏に回ってしまします。
衿は衽を使うので、かろうじて衿でバリエーションを楽しめます。
衽を衿の中央で継いだところ。
下前に作者の銘が入っています。
この銘が表衿に出ないように折らなくてはなりません。
ぎりぎり、裏衿に回りました。やれやれです。
衿は、4、5日布団の下に敷いて寝ます。
敷きが足りないと、きりっと仕上がりません。
衿ごしらえが出来ると、身頃のしるし付けにかかります。
110㎝と長い羽織なので、作業台では無理で、居間の床でがんばりました。
仕上がりました。袖口部分は付下げのをのまま使ってあるので、赤い八掛が粋です。
羽織紐はどんなのを選ばれるでしょうね。
春袷英国人を夫に持ち 仕立屋お吟
2019年2月5日火曜日
名古屋帯 開き仕立て
名古屋帯の仕立てを頼まれました。
一風変わった名古屋帯です。
イスラム教徒の女性がかぶる、バティックという布を使い、
両面使える開き仕立てにします。
器用でセンスのいい和裁仲間が、ミシンと手縫いで仕立てます。
巾110㎝×4メートルのバティックです。
右の派手な柄を片面に、真ん中の柄をもう片面に持ってきます。
お太鼓の部分は、帯芯を二重にします。
左の地味なところは残布となります。
派手な方、お太鼓にざっと畳んでみました。
地味な方も同じように畳んでみました。
リバーシブルで二通りに結べるわけです。
作り帯にすると、派手な方をお太鼓に、地味な方を胴にすることができます。
どんなお着物と合わすのでしょうね。長身の依頼主さんにお似合いのことと思います。
春めくや異国の布の名古屋帯 仕立屋お吟