ラベル 有松鳴海しぼり の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 有松鳴海しぼり の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年7月11日土曜日

有松鳴海しぼり


浴衣の仕立てを頼まれました。



有松鳴海しぼりです。

柔らかくて軽い鳴海しぼりは、着ていてストレスがないそうです。

そういう素材は、縫っていてもストレスがないです。



有松のお母さんたちが、一粒一粒くくったものだと思えばなおさら。



背とお尻のあたりの柄がダブらないように柄合わせしました。



上前のおくみの膝あたりにポイント柄をもってきます。

重くなるので、おくみの裾に柄が来ないようにします。

左の衿元と胸元の柄も気を付けました。

梅雨が明けたら活躍してくれることでしょう。


      更けてよりお針に調子梅雨の月    仕立屋お吟



2018年9月19日水曜日

有松鳴海しぼり


172㎝という長身の方より浴衣の仕立てを頼まれました。

絞りで巾と丈の長いものを、苦労して探されたそうです。



有松鳴海しぼりです。最高の肌触りです。絞りですから、このように、左の普通の巾のものより縮んだ状態で売られています。



洗い張り屋さんで、二度洗いと湯のしをして巾丈を出してもらったら、このように落ち着きました。

1㎝でも長い丈に仕立ててあげたいので、繰越揚げはつまみません。縫い代もぎりぎりに抑えて裁ちました。



なおかつ、左胸には華やかな柄を、上前の衽の膝辺りにもよい柄を、左の衿も寂しくならないように気配りします。



後ろ身頃をご覧ください。たとえば、お尻の部分に左右同じ柄がきては最悪です。そうならないように気をつけます。

着物は左右対称の柄を嫌います。残り布ゼロという条件でも、なるべく粋になるよう柄合わせをします。

なんとか身丈172㎝、裄73㎝の浴衣が出来ました。色白の依頼者さんにお似合いのことと思います。


       縫ひさしの鳴海絞りへ秋の風       仕立屋お吟