2022年3月31日木曜日

大島紬 仕立て

 大島の仕立てにかかります。


泥大島に朱色の八掛。

袖と地衿と掛け衿を敷きのし。
同じ模様が並ばないように柄袷をしました。
衽の膝あたりと上前の衿元に柄を持ってきました。
泥大島にちらりと見える朱色が粋です。

   泥染に朱の八掛や花衣   仕立屋お吟



2022年3月27日日曜日

袷の身丈伸ばし

 袷の紬の身丈を10㎝伸ばします。

ご近所の呉服屋さんに裄と身丈伸ばしを頼んだら、

裄しか直してくれなかったそうです。


きれいな水色の市松紋様の紬です。

すでに仕立て直しされたもの。袖が身頃の裾になっていたため、

裾から95㎝のところに継ぎ目がありました。

身長164㎝と、長身の方用に伸ばすので、その継ぎ目をほどいて布を足すことにしました。


水色の布がなかったので白を使いましたが、着付けると見えなくなります。

花衣になりそうな一枚です。


   若くして茶道の師匠桜東風   仕立屋お吟



    

2022年3月23日水曜日

身丈を伸ばす

 ひいばあさんの形見の夏着物、大好きな雪輪紋様なので、

ていねいに洗い張りしていただいたそうで、仕立てにかかります。


アンティークといえる、袖の長いお着物なので、

切り取っておはしょりに隠れる部分に持ってきます。


平均身長の方ですと、裾から90㎝のところを切り離します。


着付けの先生を長年していらっしゃる依頼者さん、長年の願いが叶いました。


   雪輪てふ柄染められて薄衣   仕立屋お吟




2022年3月20日日曜日

付下げ  仕立て

付下げの仕立てに掛かります。

白木蓮が手描きされています。


袖と地衿と掛け衿を敷きのし。


はくれん尽しの個性的な一枚、若いころから着付けの先生をされています。


   はくれんの描かれ紫紺の春袷    仕立屋お吟




 

2022年3月14日月曜日

白絣 仕立て

白絣の仕立てにかかります。


湯のし済の 男物の白絣です。

女性用に仕立てます。


袖と地衿と掛け衿を敷きのし。

広衿の裏といしき当は新モスを使いました。
いしき当ては、繰越揚げから裾まであります。


ざっくり着て三味線を弾くと、さぞかし決まることでしょう。

   長唄のお師匠さんとか白絣   仕立屋お吟



2022年3月10日木曜日

大島紬 単仕立て

同じ方の単に掛かります。


 洗い張りされた本場大島紬、とても軽いです。

織ったのち渋い六色に染め、さらによろけ縞に絞り染めをほどこしています。


袖と地衿掛け衿を敷きのし。


追っかけ柄です。


花柄はぜったい着ないお方です。


    よろけ縞ちくちく縫へば春眠し   仕立屋お吟



2022年3月6日日曜日

紬の仕立て

 紬の袷の仕立てにかかります。


洗い張りの済んだ大島紬。それから一色とった八掛。


袖と広衿と掛け衿をしっかり敷きのし。


市松模様、背縫でも袖付でも合わせました。

上前の掛け衿と胸元の柄も合わせました。
上前の衽と前身も合わせました。
いつもよい素材を持ってこられるお馴染さんに、また渋い一枚が仕上がりました。

   市松に品と粋あり春袷    仕立屋お吟


2022年3月3日木曜日

三味線袋

 三味線袋の仕立てを、仲間がします。


見本と同じものを作ります。

布は、依頼者さんのひいじいさんの大島紬と着物の裏の紅絹を使います。

年月を経た繊細な布なので、仲間はごく薄い接着芯を貼って挑みました。


長いままの三味線を包む袋と、分解した三味線を運ぶ際の袋が出来ました。

各種手芸も洋裁も和裁もできる仲間の、素晴らしい出来栄えです。


   撥持てば背筋きりりと春の宵   仕立屋お吟