コートの丈と裄を直すよう頼まれました。
ミシンの得意な仲間が下のように直しました。
ごく普通の対丈のコートでしたが、裄がこれ以上伸ばせないため、フリルを付けました。コートの丈と裄を直すよう頼まれました。
ミシンの得意な仲間が下のように直しました。
ごく普通の対丈のコートでしたが、裄がこれ以上伸ばせないため、フリルを付けました。アンティークの羽織は袖がとても長いです。
右の前袖の鶴がちょん切れてしまいます。
ということで、右袖はほどいて作り直しました。右の後ろ袖の鶴も完璧です。道中着の仕立てにかかります。
依頼者さんが50年前に着ていた小紋を、珍しい土佐紬の仕立てにかかります。
生まれ故郷の紬を着てみたいと、依頼者さんが探して手に入れた反物。
真紅と漆黒の染め糸でランダムに織られて、遠目には、小豆色とも葡萄色とも。
合わす八掛の色が難しいので、単衣にしようかとも相談していましたが、
梅ちらしの粋な柄八掛を見つけられました。
バチ衿がお好みです。袖と共に敷きのし。
素敵な一枚の出来上がり。
内輪のお茶会やお出かけに着られます。
秋惜しむぶだう色なる土佐紬 仕立屋お吟
個性的な絣の女物の長着から、
男の子の羽織を仕立てます。
依頼者さん自ら、ほどいてアイロンかけされました。
子どもの羽織の前身頃は狭いので、可愛い絣模様がなかなか出ません。
そこで、衿に輪っかの絣が来るよう工夫してみました。
なんとか出ました。
後ろ身頃も、絣が多く出るように工夫しました。
星空のやうな羽織や七五三 仕立屋お吟
道中着の仕立てです。
柿渋染めの長着は、お店にときのしに出しました。
淡いピンクの長襦袢は、仲間がほどいて、肩裏に使います。
幅広の衿と袖を敷きのし。淡いピンクの
羽織の仕立てに掛かります。
淡いピンクの羽裏がほしくて、羽織も買われました。
白大島はお店にときのしに出し、羽織は仲間がほどきました。
衽と衿を継ぎ足して、衿をつくりました。
袖と共にしっかり敷きのし。
白大島はけっこう透けるので、淡い羽裏が正解ですね。
三姉妹今もすこやか秋袷 仕立屋お吟
男の子の羽織を仕立てる
アンティークのこども着物専門の貸衣装屋さんを起業した方からの頼まれもの。琴線に響いた女物の羽織を買って、ご自分でほどいてきれいにアイロンを掛けてみえた。
大人物から子供用に直すので、変色部分など縫い代に隠れて丁度よい。
袖と細長い衿は何日も敷きのし。
男の子の羽織は、女物と同様、振りも身八つ口もある。
抽象画のような一枚の出来上がり。
刈りたての坊ちやん刈りや七五三 仕立屋お吟
長羽織を仕立てます。
170㎝と長身の依頼者さんが、まずネットで大島紬の訪問着を買い、
それをお吟さんがときのしに出して、長羽織に仕立てます。
四つ身を仕立てます。
訪問着の大直しです。
お正月、後楽園の能舞台で日本舞踊を披露されます。
どうしてもこの柄で舞いたくて、サイズが合わないことを承知で買われました。
披露する演目が「汐汲」。幼馴染が、お祖母さんがお母さんに縫った訪問着を洗い張りに出してみえました。
絵羽の上、肩幅もいっぱいに仕立てるので、紋は隠せません。
よって、紋合わせをします。
衿付けから紋までは6㎝欲しいのですが、身丈を少しでも長くしたいので、
繰越など譲り合って、このようなしるしつけに落ち着きました。
幼馴染、古希まで自分が着て、ゆくゆくは娘に譲るそうです。
10歳の着物好きの孫も控えています。
見事あっぱれな、女系五世代の物語。
祖母が縫ひ母が着し色秋袷 仕立屋お吟
綸子の着物をほどいて、 小紋柄に染め変えてもらったそうです。
胴裏はそのまま使えます。八掛は新しく購入。
衿肩明が多すぎるので、背縫いを5㎜広くします。
通常はたっぷりある胴接ぎの縫い代が少ししか取れませんが、大丈夫。
染め変へて茶人のための秋袷 仕立屋お吟
紗を仕立てます。
洗い張り済のお母様の紗です。
袖丈が足りないので、袋縫いはせずにいっぱいに仕立てます。お母さんの振袖を、20㎝小柄な娘さんに直します。
まずは、袖丈を17㎝短く、袖巾を2・5㎝狭く縫い直して敷きのし。表は、繰越揚げを13㎝よけいにつまみ直し、