羽織の丈伸ばしと、裄と袖丈伸ばしを頼まれました。
全部ほどいて一から縫い直すほうが簡単なのですが、
依頼者さんの強い希望で、部分直しに挑戦することにしました。
50年ほど前の羽織で、丈83㎝は、今身長160㎝の人が着ると落ち着かないようです。
袖をはずしマチをはずし、衿も下半分ほどいて前下がりもほどいて、びらびらの状態です。
さらに胴はぎもほどいて、足し布をします。
袖巾と袖丈を伸ばして敷きのしします。
折り目はうっすら残っていますが、目立ちません。
日焼けがなくてよかったです。
通常8㎝ほどの衿先の縫い代が、18センチもあったので、10㎝羽織丈を長くできました。
先を読んで手順を考えて、、、というとても難しい仕事でしたが、
こうしてきれいに直って、充実感でいっぱいです。
お正月に着られるそうです。
年用意して四世代の着物好き 仕立屋お吟
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