2020年3月24日火曜日

ちりよけ


うすものの道中着の仕立てを頼まれました。



透かし織りです。

足首までの長さにします。



裁つ前に、衿にベージュを持ってくるか、



黒を持ってくるか考えます。

悩ましいところですが、黒を持ってくることに決めました。

自ずから、身頃と袖の柄合わせも決まります。



袖口に、袖口布をつけて、高級感を出します。



巾広の衿も折って敷きのしします。



粋なちりよけ風道中着の出来上がり。

紐を付ける前に、敷きのしします。

鼓や長唄の演奏会への道中に羽織られることでしょう。


      うすものを縫ふ惜春の膝のうへ       仕立屋お吟



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